soroの昨日のエントリーに対して、H市のゲキトさんから『先ほど「日本の青空」という映画を見て帰ってきたところです。とてもいい映画でした。……』というコメントを、いただきました。
憲法学者の鈴木安蔵さんを主人公にした「日本の青空」という映画は、soroの住む埼玉県の比企地区でも、「日本の青空」東松山実行委員会と東松山九条の会の主催で、9月22日(土)に東松山中央公民館を会場にして、午後2時~と午後6時半~の2回上映される予定になっています。もちろんsoroもワイフも娘も観に行こうと思っています。
ところで、映画「日本の青空」のウェブサイト内にある、「応援メッセージ」の中には、立正大学教授で憲法学者の金子 勝 さんの、
『日本国憲法は、「太平洋戦争」を起し、それに敗北をして日本が受諾した「ポツダム宣言」に基づいて日本を軍事占領した「連合国軍」の総司令部(GHQ)が起草した「日本国憲法草案」を基礎にして制定された。
それは、当時の天皇の日本国政府が、「ポツダム宣言」の求めた平和主義と民主主義を日本に確立するために必要となる憲法を制定しようとしなかったことに起因している。
しかし、GHQの起草した「日本国憲法草案」には“手本”があった。その手本とは、鈴木安蔵氏が起草した『憲法草案要綱』である。GHQ側は『憲法草案要綱』を英訳し、それをつぶさに検討して、参考にした』という指摘がありました。
私たち日本国の主権者は、この映画を観ることによって『GHQの起草した「日本国憲法草案」には“手本”があった。その手本とは、鈴木安蔵氏が起草した「憲法草案要綱」である』ということを確認できるのではないでしょうか。また、立憲主義の原則を無視して、平和憲法を改悪しようとしている安倍晋三首相や閣僚たちも、この映画を観ることによって、「押し付け憲法論」の間違いを知った上で、近代的立憲主義憲法の本質を、しっかりと勉強できるのではないでしょうか。