今日は節分です。soroの住む町では、お不動様と呼ばれている緑町の栃本観音堂(成田山不動尊)や、下横田の横田山養昌寺などで節分祭(節分会)がおこなわれました。
ところで、今日の東京新聞(夕刊)には、「豪快に豆まき」という見出しで成田山新勝寺での大相撲横綱の朝青龍らの豆まきの様子が報じられていましたが、『新勝寺の豆まきでは「鬼は外」と言わないのが習わし』と出ていました。
またお隣の嵐山町には、鬼を祭った神社「鬼鎮神社 」があり、その神社や氏子さんたちの家々での豆まきの掛け声は、「福は内、鬼は外」ではなくて、「福は内、鬼は内、悪魔外」なのだそうです。 成田山新勝寺と同じように「鬼は外」とはいわないのです。
以前にも記したのですが、奈良県の天河神社(「鬼はすべてを超越して物事を正しく処する存在」と考えられている)と、和歌山県の熊野本宮(九鬼一族の本拠地で鬼は「守護神」を意味する)の節分の豆まきのときは「鬼は内、福は内」と唱えるのだそうです。
soroの家では、子どもたちが小さかったころは、祖父や父がやっていたようにsoroも「鬼は外、福は内」と大きな掛け声を出して豆まきをしていましが、最近はそのような豆まき(そのもの)をやめてしまいました。しかし、今後、もしsoroが豆まきを復活させても、「鬼は外」とはいわないかもしれません。
さて今夜はこれから、soroもワイフも娘も、それぞれ自分の年齢の数+1粒の豆を食べ、その後、美味しい福茶(去年までは煎茶に「昆布+大豆+梅干」だけの簡単なものでしたが、今回は少し凝って、煎茶に「昆布+玄米+栗+大豆+黒豆+山椒+梅干」の七福をあわせようかなと思いはじめているところです。でもこんな福茶を飲むことは、豆の替わりにピーナッツをお食べになっている方々から、アナクロニズムといわれるかもしれませんね。(笑)
なお、下の写真は、節分草(節分の頃に咲くのでこのように名づけられたのだそうです)の花です。秩父の武甲山や両神山の林の中には自生していると聞きましたが、Tさんはご自分の庭に種をまいて育てたのだそうです。 白い小さな5弁花がとても可憐に見えました。