60年前の今日、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義という三原則を持つ「日本国憲法」が公布されました。 (1946年の今日)soroが訪れた(旧制の)県立小川高等女学校の学園祭では、メイン会場の講堂の壁面いっぱいに、(旧制の小川高女生たちが描いた)日本国憲法公布を祝う素敵なポスターがたくさん展示されていました。^^V
当時、小川小学校6年生だったsoroは(子供心にも)深く感動しながらその「祝新憲法」のポスターを眺めたことを、(昨日のことのように)思い出しました。
その日から60年たった今日、「東京新聞」には、「改正意欲の首相 自主憲法にこだわり」という見出しで、「先月末の英紙フィナンシャルタイムスのインタビューでは『自分の任期中に憲法改正を目指したい』と言い切った」という恐ろしい話が報じられていました。(v_v)
しかし、同じ「東京新聞」の昨日の夕刊には、憲法学者で元エール大学客員研究員の原秀成さんが、「防衛庁の省昇格法案は、北朝鮮の脅威を利用しながら、日本国憲法99条の憲法擁護義務を、開き直って無視している。国民投票法案とともに、憲法改正の外堀を埋めようとしている。むしろ必要なのは、憲法擁護義務法の立法である」と鋭い指摘をされ、「政界再編も含め、平和勢力が連帯していくなら、日本国憲法は60年目の試練に打ち勝っていくことができるだろう。そして日本国憲法の力を、また一つ強くしていくことができるだろう」と、述べられていました。(^^)
また今日の「東京新聞」の「試される憲法 誕生60年 揺れる還暦」の記事の中には
改憲論者の京大教授、中西輝政さんと、護憲派の(詩人で作家の)辻井 喬さんの「語り」が紹介されていましたが、soroは辻井さんの
「……ドイツのヒトラーも民主的なワイマール憲法の下で台頭したことを忘れてはいけない。北朝鮮の核実験によって、愚かな政治家たちが核武装論持ち出しています。しかし、世界で唯一の被爆国である日本がするべきことは、九条の精神を体現するものとして、北東アジアに非核地帯をつくろうと声を上げることなのです」という「語り」が印象に残りました。
soroは原秀成さんの「平和勢力が連帯していくなら、日本国憲法は60年目の試練に打ち勝っていくことができるだろう」という嬉しい言葉に励まされ、辻井 喬さんの「世界で唯一の被爆国である日本がするべきことは、九条の精神を体現するものとして、北東アジアに非核地帯をつくろうと声を上げることなのです」という問題提起にとても元気づけられました。v(^^)v
soroも60年前の今日の感動を再確認しながら、全国の多くの自覚的で民主的な仲間と連帯しなから、日本国憲法改悪の策謀に抵抗していこうと、あらためて決意しました。
なお写真は、soroの家のナツツバキ(上)と、soroの家の近くの陣屋緑地公園のヤマボウシ(下)の紅葉です。60年前の秋と比べるとヤマボウシの紅葉は少し遅いようです。それに色もあまりよくありません。