上の写真の左側の石は、娘が今年の春、「
水俣フォーラム」の行事に参加したとき、水俣湾で偶然発見したもの、また上の写真の右側の石は、去年の春、娘が友人と二人で、神奈川県立美術館葉山館での「
ハンス・アルプ展」に行ったとき、葉山海岸で見つけた不思議な石です。
円い石に開けられた複数の穴は、自然力によるものではなく、人為的なものなのかもしれません。娘はこの不思議な石たちを「宇宙人」と名付けて、自分の部屋に置き、朝の挨拶などをしたりして、とても大切にしています。(^^)
ところでsoroは最近、古墳時代の横穴式石室や、中世以降の板碑の素材として使われてきた
「下里石」(「緑泥片岩)などの自然石に、つよい関心を持つようになりました。そんなsoroは一昨日の
東秩父へのサイクリングのときも、秩父往還沿いにある(いつもは見過ごしてしまっている)三つの石造記念物をフォーカスしてしまいました。
soroはいま、ロジェ・カイヨワ/著、岡谷公二/訳の
「石が書く」の中に収められた石たちの写真や、今日、
KATEKさんが紹介してくださった、バード・ベイラー/著 ピーター・パーナル/画
北山耕平/訳の「
すべてのひとに石がひつよう」の絵を眺めたり、解説を読みたくなっています。
しかし、残念なことにどちらの本も、すでに絶版になってしまっているので、入手できません。神田の神保町の古書街に行って手に入れるか、町の図書館で借りるかのいずれかの方法で、この魅力的な本たちにめぐり会いたいと思っています。
また、
北山耕平さんの著書や翻訳書には、「すべてのひとに石がひつよう」以外にもsoroが読みたくなるようなものが多いので、そのいくつか購入して読むつもりです。
今日はとりあえずアマゾン・コムに、北山 耕平 /著「ネイティブ・タイム―先住民の目で見た母なる島々の歴史 」と、サラ・バーカー /原著, 北山 耕平 /翻訳, 片桐 ユズル /監修の「アレクサンダー・テクニーク入門―能力を出しきるからだの使い方」を注文しました。
PS 上の石の穴、とくに右側のものは人為的なものではなく、
穿孔貝が開けたものらしいです。「ボーリングシェル(Boring Shell)と呼ばれるカモメガイの仲間が、石の中に棲むために自分の殻を振動させて穴を穿ったもの」と、(soroのよく訪問する)
TAKAMIさんのブログにも記されていました。