今日(17日)の「TBS News」は、「安保関連法案が参院特別委で可決、この後の動きは」という見出しで、安全保障関連法案が参院特別委で可決されたことが次のように報じられていました。
『安全保障関連法案が、17日午後4時半すぎ、参議院平和安全法制特別委員会で、与党などが採決を強行するかたちで、可決されました。国会からの報告です。
安全保障関連法案は午後4時半すぎに参院の特別委員会で可決されました。鴻池委員長ですが、終わった後にもみくちゃの中で、今回の採決について、「採決はしたのか」と聞かれて、「した」と、「可決か」と聞かれて、「可決だ」と答えていたということでした。
今回、この後のスケジュールも含めてですが、当初は与党側は、鴻池委員長の不信任動議、それから締めくくりの質疑も行って、委員会での採決は、16日の夜中のうちにやりたかったんですが、結局、ずれにずれていってしまい、不信任動議が17日の昼ぐらいにかかってしまったわけです。
したがって、締めくくりの質疑をやっていると、さらに時間がかかってしまうので、これは事実上飛ばしてしまったと、そして、特別委員会での採決に踏み切ったというかたちになりました。
この後は参議院の本会議に送られるわけですが、中谷防衛大臣、岸田外務大臣、安倍総理など各大臣への問責決議案などの連発が考えられます。したがって、1本当たり2時間から3時間かかると言われていますので、本会議での採決は、与党側が当初描いていた18日金曜日の早いうちよりは、さらに遅れ、時間がかかれば19日にかかる可能性も出てくるのかもしれません。与野党の攻防はまだまだ続くということなります。』
ところで今日の「しんぶん赤旗」は、『「まだまだあきらめるには及ばない」志位氏スピーチ 憲法学者・長谷部氏が共感 TBS番組』という見出して、次のように報じていましたが、私も同じ思いです。v(^^)v
『憲法学者の長谷部恭男早稲田大学教授は15日夜放送のTBS「NEWS23」で、6日に東京・新宿で開かれた戦争法案に反対する学生と学者による街頭行動での日本共産党の志位和夫委員長のスピーチを紹介し、共感するとコメントしました。
1万2千人が集まったこの街頭行動に参加したという長谷部氏は「印象に残ったのが志位和夫共産党委員長の話です」と述べた上で、志位氏がスピーチで戦争法案反対の集会に参加している人々について「何の組織にも、何の団体から動員されたわけでもなくて、普通の一般市民の方々がご自身の判断で参加して抗議の声を上げている、こんなこと今までなかった」と述べていたと紹介し、「私もそうだと思う」と語りました。
さらに「志位さんは、これは日本の社会に憲法の精神が本当に根付いてきた、そのことも示しているともおっしゃった。ですから私は、たとえこの法案が成立するようなことがあるとしても、まだまだあきらめるには及ばないと考えています」と強調しました。
キャスターの岸井成格氏も「まさにそういう感じがする」と共感。「メディアやジャーナリズムの立場から言うと、もう1回、戦争をとめられるかという非常に大きな反省と教訓がある。その意味で、今回の安保法制の中身を調べれば調べるほど、審議するほど、戦後の平和主義と民主主義が危機に面している。大きな分岐点だ」と話しました。
長谷部氏は、16日の早稲田大学法学部主催のシンポジウムでも、同様の話をし、「希望を捨てずにがんばらないといけない」と語りました。』