9日午後9時頃、マーシャル諸島付近で発生した台風7号は、ゆっくりと北北西へ進み、台風6号と似たようなコースを進む可能性があるといわれていましたが、その後北東に進路を変えました。
5月18日(月)19時14分配信 の「jijicom」は、「非常に強い台風7号は18日夜、硫黄島の南西海上を北へ進んだ。19日深夜から20日明け方にかけて小笠原諸島に接近するとみられ、気象庁は暴風や高波に警戒を呼び掛けている。7号はその後、北東へ進んで日本列島から遠ざかり、21日午後までに温帯低気圧に変わる見込み。」と報じていました。
ところで、TBSテレビ・ラジオ気象キャスターの増田雅昭さんは、5年5月17日 15時56分配信の「ウェザーマップ」で次のように語っていました。
「小笠原諸島の父島では、ここ3か月の雨量が、平年の半分ほどとなっています。同じく冬~春に少雨だったのが、世界自然遺産に登録された4年前。この時は31年ぶりの大渇水となり、海水を淡水化する装置を設置するほどに。8月終わりに台風が近づくまで少雨が続きました。今年は台風7号の雨によって、少雨は解消しそうです。台風は、人間の思い通りにならない水資源とは分かってはいるものの、被害が出ない程度にうまく雨を降らせてほしいものです。...
今回の7号のコースは、5月の台風の主なコースの一つです。沖縄・本州に接近した先日の台風6号の時は、南の季節はずれの高温の空気が強く、台風はピークシーズンのように北上しましたが、台風7号の動きをみると、ようやくこの時期らしい大気の流れ、気圧配置に落ち着きつつあるようです。梅雨前線も例年通りの位置に落ち着きそうで、遅れている沖縄の梅雨(平年は5月9日頃)も、今週中には入る見通しです。」