「さようなら原発 100万人アクション」実行委員会 が呼びかけた「つながろうフクシマ!さようなら原発大行動」(3月9日~11日)が昨日から始まりました。3月9日の「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」は、東京だけでなく同時アクションが全国で行われました。東京の脱原発集会に関しては「共同通信 」が昨日(9日 )、『東京の脱原発集会に1万5千人 「福島と思いともに」』というタイトルで、次のように報じていました。
『「さようなら原発1000万人署名」運動に取り組むノーベル賞作家の大江健三郎さんらが呼び掛けた脱原発集会が9日、東京の明治公園で開かれ、主催者発表で約1万5千人が集まった。呼び掛け人のルポライター鎌田慧さんはステージで、多くの人が原発事故で故郷と仕事を失ったと指摘。「悲惨は繰り返してほしくない、というのが福島の人たちの願いだ」と訴えた。大江さんも「事故をなかったことにすることはできない」と述べた。』と。
また、今日(10日)の「しんぶん赤旗」は「原発反対 心の真ん中に」という見出しでこの集会を報じ、その中で、集会呼びかけ人の4人の方々(鎌田慧さん、大江健三郎さん、落合恵子さん、澤地久枝さん)のスピーチを次のように紹介していました。
『鎌田さんは「原発に依存する社会をなくしましょう。被災から2年たった今日、フクシマを絶対忘れない。新たな気持ちで脱原発の運動を始め、頑張りぬきましょう」と語りました。大江さんは「大震災と原発事故から、いっせいに原発ゼロの声が高まりました。それは私が生まれてから味わったことのない、統一された日本人の声でした。ヒロシマ、ナガサキ、フクシマをなかったことにしようとする人たちとたたかいます。原発再稼働はさせない。今日のデモを完歩します。この三つが私の決意です」と訴えました。落合さんは「毎日を反原発デーにしていきましょう。一部の利益のために多くの人が犠牲になるこのシステムを変えましょう。原発反対を心の真ん中に置きましょう」と呼びかけました。澤地さんは「二度とフクシマを繰り返すまい。一切原発は止めようという思いをみんなが持っていることが、今日確認できました。一人ひとりが考えることで、日本の世直しは始まります」と訴えました。』