「asahi.com」(3月30日19時40分)には、『国際環境NGOグリーンピースは30日、東京都内で会見し、福島第一原発の周辺で独自に行った放射線量の調査結果を発表した。福島県飯舘村で27日に毎時8~10マイクロシーベルトを観測したことを例に挙げ、「原発の30キロ圏外でも、放射線量の高い場所には、国が避難勧告を行うべきだ」との見解を示した。
グリーンピースは、欧州の専門家らの調査チームを福島に派遣。26~27日に福島市内など7カ所で放射線量を測定した。国や自治体が発表する線量データについては「我々の調査と一致している」と評価。一方で、汚染リスクの広がりは、原発を中心とした同心円ではないとして、「線量の高い地域では、放射線の影響を受けやすい子どもや妊婦は優先的に避難する必要がある」と指摘した。』と出ていました。
「毎日JP」(3月30日 23時56分 3月31日 01時38分 更新)に は、『現在、福島第1で発生している高濃度の汚染水や放射性物質は、圧力容器の底から漏れ出したものだと専門家は見る。
奈良林直・北海道大教授(原子炉工学)は2号機について「溶け落ちた高温の燃料が配管の表面や溶接部分を溶かして穴を開け、管内を伝わって少しずつ格納容器内に漏れ落ちたのでは」と推測する。小林圭二・元京大原子炉実験所講師も「損傷しているとすれば底の部分だろう。貫通部の溶接部分が損傷して隙間(すきま)ができ、ここから漏れている可能性が高い」と指摘する。…
福島第1の各原子炉では核燃料の冷却が進められている。奈良林教授は「現在は収束に向かい始めるまでの最終段階。汚染水が海に漏れないよう対策を施し、さらに安定的に炉心を冷却できるシステムが確立できれば、半年から1年の間に冷却を終えられるだろう』と予測する。」 という記事が出ていました。
また「毎日JP」(3月31日 00時55分 01時21分 更新)は、「東京電力は30日、福島第1原発の敷地内で放射性物質が飛び散るのを防ぐため、合成樹脂を主成分とした飛散防止剤を試験的に散布することを明らかにした。防止剤は埋め立て地や造成地で表面を固めてほこりなどの飛散を防ぐために使われている。 31日から約2週間、敷地内で防止剤を薄めた液を計約6万リットル散布する方針。」と報じていました。
ところで昨日30kmサイクリングしたsoroは、今日は「パトリアおがわ」のプールが使えそうなので、久しぶりにアクア・ウォークをしてくるつもりです。また、小川盆地もようやく春らしい暖かさになってきたので、今日からアウターをダウンジャケットからダウンベストに替えるつもりです。(^^)/
P.S. ①ergaさんのブログ「
町のエネルギー屋さん」には、埼玉県比企郡小川町の30日の、補遺斜線測定結果が、「7:30 22cpm 5分平均 11:15 23cpm 5分平均 14:10 24cpm 5分平均 22:30 24cpm 5分平均」と記されていました。
②東京・日野市の
Iさんと、本郷の
GM-10@Hogoさんの、 ガイガーカウンターを使っての放射線測定値は、今日も今(6時55分)までのところ平常値で推移しています。
③satoru.netさんが、ご自分のサイトに、
「ドイツ気象局による放射能拡散予報」 をアップされました。とても参考になります。ぜひご覧になってください。
④
@hayanoの ryugo hayanoさんが Hatena Fotolifeの koh-t's fotolifeに掲載されている
福島第一原発の放射線量グラフ(3/30 15:00まで)と、ご自分が作成された「
グラフ更新 福島第一原発 1号炉 圧力容器温度と原子炉圧力(3/30 13:00まで)」を紹介されていました。
⑤「asahi.com」(3月31日11時18分)は、「大気中の放射線量は関東と東北南部で31日午前も低下する傾向がみられた。ただ、東北南部を中心に31日は大気の不安定な状況が続き、まとまった雨が降る可能性がある。福島第一原発からの放射性物質が雨で落ち、 一時的に放射線量が上がることもありえそうだ。」と報じていました。
⑥東京・新宿「原子力資料情報室(cnic)」の3/31の放射線測定結果(μSv/h)は、16:00 室内0.06-0.09 屋外0.16-0.17 近くの公園0.19-0.20 18:00 室内0.08-0.09 屋外0.18-0.19 近くの公園0.17-0.20 でした。
⑦友人の M.Mさんからの連絡によると、ergaさんが今日(3月31日)測定した埼玉県比企郡小川町の放射線計測値は、「 7:00 25cpm 5分平均 12:00 17cpm 5分平均 15:00 25cpm 5分平均 18:30 23cpm 5分平均 17:45 20cpm 5分平均」でした。