soroは、今日の午後から、彦坂 諦さんが著した「九条の根っこ なぜ? と問うことからはじめよう」(れんが書房新社)という本を、読みはじめています。
ところで、彦坂 諦さんといえば、1984年に、「ひとはどのようにして兵となるのか」(上・下2巻 罌粟書房)という本を著して、「戦争とは、はたして<異常>な出来事なのだろうか? 私たちのこの<平和>な<日常>が、そのまま、のっぺらぼうに、戦争に通じているのではないだろうか?」という問題提起をされた方でもあります。
その彦坂 諦さんが、(自らもその会員である)千葉県印西市の「印西・九条の会」で、2005年10月から2006年3月までの間、毎月1回、「憲法について知り考える学習会・本当にそうなのか、考えてみませんか」というタイトルで語られたものが、上記の「九条の根っこ なぜ? と問うことからはじめよう」という本になったのです。
彦坂 諦さんはこの本の中で、「九条の会」の会員は、「憲法九条改悪反対」を、アプリオリな前提として共有しているけれど、いま「九条の会」の会員がやらなければならないことは、「この前提を共有していないひとびとに語りかけること」であり、そのためには、「日本国憲法第九条の根っこに何があったのか、そしていま何があるのかを、もう一度考えて」みる必要があるのではないかと述べられているのです。
そしてさらに、「これまで私たちがずっと『あたりまえ』だと思ってきたことについて、『ほんとうにそうなのか?』と問いなおし、根底的に考えぬくことによって、そのことがなぜ『あたりまえである』のかを再確認する」ことの大切さも指摘されています。^^v
soroは今夜これから、彦坂 諦さんのこの本を読みながら、いままでずっと『あたりまえ』だと思っていたことをあらためて問いなおし、「根底的」(ラディカル)に考えぬくつもりでいるのですが、さて、どうなることでしょうか。