soroの住んでいる小川盆地の落葉樹たちの冬支度も、例年より1週間から10日ほど遅れて、いま急ピッチで進んでいます。近くの陣屋沼緑地公園の葉桜は、紅葉が終わって落葉し、陣屋沼のほとりの山法師の葉も、美しい紅色に変化しました。また町立西中学校の銀杏の巨木は、黄葉と落葉が同時進行し、「パトリアおがわ」の庭や、すくぞばの城山の雑木たちも、山頭火のいう「雑木紅葉」の兆しを見せはじめています。
ところで昨日の「東京新聞」(夕刊)には、地球温暖化とかかわって、IPCCの第4次報告書の総合報告書案が紹介されていました。
「世界の平均気温は、この50年間に100年前の2倍のペースで温暖化が進んでいると分析。あらゆる手段を講じても、30年までは10年に0.2度の割合で気温が上昇するとしている。…報告書は今後、地球の平均気温を2~2.4の上昇で安定させるためには、2050年(まで)に、2000年比で、85~50%のCO2を削減する必要があり、対策として風力、太陽光、などの再生可能エネルギーの積極的導入、エネルギー使用の効率化が重要、としている」と。
この記事と関連して、今日の「しんぶん赤旗」には、
「報告書の執筆に参加した豪州の気象学者ビル・ヘア氏は『IPCCによるもっとも厳しい報告』と指摘。世界自然保護基金(WWF)のハンス・ベローム気候変動プログラム担当部長は「いまやボールは政治的責任者の側にある」と強調しました」という記事が載っていました。
日本の「政治的責任者」の福田首相は、京都議定書を守ろうとしないブッシュのアメリカ詣でをして、「海上自衛隊によるインド洋での給油再開に向けて全力尽をくす」と約束したそうですが、いま、福田首相が「全力を尽くす」べきことは、憲法で保障された国民の「健康で文化的な最低限度の生活の保障」と、その「生活の保障」の一環となる、地球温暖化阻止のための国内的・国際的取組みの推進ではないでしょうか。