soroは、昨日のエントリの中で、「緊急地震速報」の
一般向け提供開始とかかわって、「東海大地震に襲われようとしている浜岡原発の運転即時停止を」と訴えましたが、その理由は、
①東海大地震は「長期予知」はできても。「直前予知」は
とても難しいということ。
②かりに「直前予知」できて、「緊急地震速報」が出されその直後に原発の「運転停止」措置をしても、すぐに「冷却完了」させることはできないこと。
③「冷却完了」前に配管が地震の影響で破断すると、制御棒も燃料棒も一緒にメルトダウンしてしまうこと。
④浜岡原発では、これらのことが、5機の原発で連続的に(連鎖反応的に)起こる可能性もあるということ。
⑤1機のメルトダウンが起こると、どの原発にも人間は、まったく近づくことができないこと。
⑥浜岡原発の耐震基準は600ガル。(中部電力は耐震補強工事をして耐震基準を1000ガルに上げる予定といっていますが…)。しかし、阪神淡路大震災以来、(鳥取、岩手、宮城、北海道と)
1000ガル超の地震が多発しているということ。
⑦東海大地震は駿河湾トラフを震源として浜岡原発の直下で起こる可能性のある巨大地震だということ。 などです。(古長谷 稔著「放射能で首都圏消滅」より)
したがって、もし「直前予知」できても、「緊急地震速報」が出てからの対応では遅すぎて、結果的には「放射能で首都圏消滅」という恐ろしいことが起こりうるのです。 そして、その原発震災が起こらないようにするためには、浜岡原発の運転即時停止、即刻閉鎖以外の選択肢はないのです。
ところでsoroは今日の午後、アマゾン・コムに、飯田 哲也著「北欧のエネルギーデモクラシー 」を注文しました。原発閉鎖に踏み切ったバイオマス大国のスウェ-デンや、原発のない風力発電大国のデンマ-クなどで、「なぜそのような政策が可能になったのか」、またその「社会的合意をつくりあげるに至るプロセス」はどんなものだったのかを、「詳細に論じた」本だといわれていますので、
この本から、いろいろなことを学びたいと思っているのです。