一昨日の夕方、お隣のCさんから枇杷をいただきました。soroは、さっそく昨日の朝、その枇杷を(フルモ二として)たくさん食べてしまいました。とても美味しかったです。v(^^)v
ところで、枇杷の木( Eriobotrya japonica)は、仏典では「薬王樹」と呼ばれ、古来インドでは薬効高い植物とされていて、その種や葉に、血液浄化作用、抗ガン作用、鎮痛作用、殺菌作用、などの薬効があると考えられていたそうです。中国でも明代の博物学者で医師の李時珍の著した「本草綱目」には、枇杷葉の薬効について「胃を和し、気を下ろし、熱を清し、暑毒を解し、脚気を寮ずる」と記されています。
日本でも、枇杷の種や葉の薬効は昔から民間療薬として高く評価され、利用されてきました。またアメリカやメキシコでは、少し前までは、その薬効成分(アミグダリン=レートリル、別名ビタミンB17)が、がんの治療に有効とされ、積極的に用いられていた時期があったといわれています。
しかし現在アメリカでは、その薬効成分(アミグダリン=レートリル、別名ビタミンB17)は、国立がん研究所(NCI)によって「がんの治療、改善および安定化、関連症状の改善や延命に対しいずれも効果がなく、むしろ青酸中毒をおこす危険性がある」と指摘され、食品医薬品局(FDA)は、国内でのアミグダリン=レートリルの販売を禁じているということが、あるウェブサイトに出ていました。
soroは枇杷の実を美味しくいただいたあと、その種や葉を利用し、
本格焼酎(焼酎乙類)を使って「枇杷の種酒」や「枇杷の葉酒」をつくろうかなと思っていたのですが、上記の「あるウェブサイト」の記事を読んでから、少なからぬショックを受けて、その計画を断念することにしました。(v_v)