昨日の午後、アマゾン・コムに注文しておいた 絵 ベン・シャーン 構成・文アーサー・ビナード 「 ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」が宅配便で届きました。
KATEKさんがご自分のブログで紹介されていた本です。
ベン・シャーンさんの絵、アーサー・ビナードさんの文には、凄い説得力があります。ベン・シャーンさんの絵を観ながら、そして アーサー・ビナードさんの文を読みながら、soroは第五福竜丸事件のことが報道されていた1954年3月1日以降の日々のことを思い出しました。
「『久保山さんのことを わすれない』とひとびとはいった。
けれど わすれるのを じっと まっている ひとたちもいる。」 p.40
「ひとびとは 原水爆を なくそうと 動きだした。
けれど あたらしい 原水爆を つくって いつか つかおうと
かんがえる ひとたちもいる。
実験は その後 千回も 2千回も くりかえされている。」 p.42
こんなページを読みながら、この本を、ベトナムにいる孫の史彦や南彦に送って、この事件を「わすれるのを じっと まっている ひとたちもいる」ことや、「原水爆を つくって いつか つかおうと かんがえる ひとたちもいる」という、とてもきびしい現実を、孫の史彦や南彦たちにも、知ってもらうだけでなく、考えてもらいたいと思いはじめました。
史彦や南彦が、(世界の動きについて、何も知らないで、アジア太平洋戦争にまきこまれていった昔「少国民」の)soroのような少年にならないことを願いながら………。
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