sanspo.com(9月9日)には、『安倍首相スピーチに福島で「あきれた」』という見出しで、安倍晋三首相の2020年夏季五輪の招致演説に関して次のように報じていました。
『「状況はコントロールされている」。安倍晋三首相は、国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京電力福島第1原発事故の汚染水漏れについて、こう明言した。しかし福島の漁業関係者や識者らからは「あきれた」「違和感がある」と批判や疑問の声が上がった。
「汚染水の影響は福島第1原発の港湾内0・3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」とも安倍首相は説明した。だが、政府は1日300トンの汚染水が海に染み出していると試算。地上タンクからの漏えいでは、排水溝を通じて外洋(港湾外)に流れ出た可能性が高いとみられる。
京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)は「何を根拠にコントロールされていると言えるのかが分からない。あきれた。安易な発言をしても、約束を破ることになるだけだ」と厳しく批判した。
★漫画家、やくみつるさん
「福島第1原発事故の影響や南海トラフの巨大地震の懸念もあり、外国から日本においでくださいという状況ではない。現実から目を背けているのではないか。東日本大震災の被災地の復興や、原発の汚染水漏れ問題に知らぬ存ぜぬを通すのは許されない」』
なお、上下のyoutubeの動画は、福島第1原発の高濃度汚染水漏れ問題と、(京大の小出裕章さんが「燃料プールが崩壊すれば日本はおしまい」と警告を発している)福島第1原発4号機問題に関するものです。私も福島第1原発の高濃度汚染水漏れ問題と福島第1原発4号機問題と、さらに、東京直下地震、東海地震、東南海地震が切迫している今の厳しい状況の中では、漫画家、やくみつるさんと同じように「外国から日本においでください」とはとても言えません。