昨日の「
しんぶん赤旗」(Web)には、「核兵器廃絶 自転車ツアー出発 独→ベルギー 800キロ走破へ」という見出しで、次のような記事が載っていました。
「核兵器廃絶、欧州からの核兵器撤去を訴える自転車ツアーが19日、独南部のシュツットガルトを出発しました。約800キロを走破し、ベルギーのブリュッセルにある北大西洋条約機構(NATO)本部をめざします。シュツットガルト市役所前でのツアー参加者激励会に約100人が集結。参加者たちは「NATOの首脳会議がシカゴで(20、21日に)開かれます」「私たちは核兵器の禁止と廃絶を求めます」「ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリア、トルコにある米軍の核兵器をなくすことを求めます」と声をそろえて訴えました。ベルナー・ベルフレ副市長が激励のあいさつ。『みなさんの行動をうれしく思います。ありがとう。核兵器は危険。非人間的で、環境も破壊します。なくさなくてはなりません。これから持とうとする国に、それは間違いだと言うのも使命です』と話しました。」
soroはこの記事を詠みながら、このツアーに参加した人たちとウェブ上で連帯するとともに、自分がもっと若くて体力があれば、ロートバイクに乗って、この核兵器廃絶自転車ツアーに参加できたのにと思ったことでした。
ところでsoroはいま、
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)日本支部事務総長の 片岡 勝子氏が「
広島平和文化センター」の機関誌「平和文化」(
No.178)の中で「核兵器の被害は使われずとも起きる。大気圏内核実験で放出された放射性物質は約30万京ベクレルと推測され、放射性物質は全地球上に降り注いだ。チェルノブイリ事故(約800京ベクレル)や今回の福島原発事故(昨年6月国際原子力機関への政府報告では約18京ベクレル)とは比較にならない。さらに核兵器の開発製造過程における環境汚染の実態は国家機密に阻まれて調査しようもない。核兵器は絶対悪でありその廃絶は広島市民の悲願である。」と語られていたことを思い出しています。