福島第一原発事故から1年が経ちましたが、29日の「しんぶん赤旗」には、1〜3号機の原子炉格納容器から大気中に(開口部が特殊なカーテンで塞がれた今もなお)セシウムが毎時1000万ベクレルも放出されていると報じられていました。また、28日の「東京新聞」は、福島第一原発2号機の格納容器内で、最大で毎時7万2900ミリシーベルトの極めて高い放射線量が計測された。この値の場所に6分ほどいるだけで人間は100%死亡すると報じていました。とても恐ろしい状況です。
また、soroがたまたまアクセスしたあるウェブサイトには『チェルノブイリ原発の廃炉作業は「100年間に及ぶ覚悟が必要だ」(現地の技術者の言葉)』と出ていましたが、福島第一原発は(政府や東電は30〜40年後に廃炉を実現するという計画だそうですが)「100年間(あるいはそれ以上)に及ぶ覚悟」が必要なのかもしれません。(v_v)
ところで、sinkan.jpの「新刊JPニュース」(3月26日)「内部被曝で重大な疾患の恐れ」は、1945年 8月6日、広島の爆心地から6kmのところで被爆し、95歳の今も元気に活躍されている医師の肥田舜太郎さんが最近著した『内部被曝』(扶桑社/刊)という本を紹介しています。肥田さんはこの本の中で、長期間にわたり低線量の放射能に被曝し続けることによる健康被害の危険性を指摘しています。それは『「広島・長崎に原爆が投下されてしばらく経ったあと、被爆者の中で「ある日突然たいへんなだるさを感じて会社へ行けなくなった」「3日も4日もだるさが続き、良くなったと思ったら翌月また同じことが起こるため働き続けることができない」といった症状を訴える患者が急増しました。...この病気は低線量被曝が原因となった晩発性障害(被曝後、時間がたってからあらわれる障害)として知られています』が、「原爆ぶらぶら病」とも言われている病気です。肥田さんは東日本でのこの疾患の増加を懸念されているのです。
このsinkan.jpの「新刊JPニュース」(3月26日)「内部被曝で重大な疾患の恐れ」の最後の部分には「今の日本で汚染されていない食べ物だけを食べ続けることは困難であり、外部被曝は避けられても、内部被曝してしまう可能性が高いのです。被曝に対抗するには生まれ持った免疫力に頼るしかありません。肥田さんは、ほとんどの人は汚染された日本で生きるしかない以上、もう自分には放射性物質が入ってしまっていると割り切った方がいいとして、免疫力を高めることによって被曝による健康被害から逃れるという生き方を提案されている」と記されていました。soroはさっそくこの本をアマゾン・コムで購入することにしました。(^^)/