一昨日購入した「週刊金曜日」11/11 871号の特集は「東電原発と放射能汚染 本当はどうなっているのか」でした。「放射性物質は今も漏れているのか」、「避難者への保障は」、「政府は何をしているのか」、「子どもの病気はこれからが深刻?」などについて取り上げられていました。ページを捲ってみたところ、P.44の「メディア仕分け人」vol.33に、北原みのりさんという方が、「原発を全く無視し続ける『暮らしの手帳』に驚き!」というタイトルで、次のようなことを記されていました。
「『3.11』後、女性誌のほとんどが原発事故や放射能について沈黙している。...たいていは箝口令が出ているのかってくらいに、原発事故については触れていない。...それにしても、「まさかあなたがっ!」と驚くのは『暮らしの手帖』である。...『暮らしの手帖』、原発(事故)直後の特集は『みそ汁と具だくさん汁』『ゼリーとプリン』。3月25日発売だし、原発記事が、間に合わなかったかなと思ってた。だから次の号で『煎茶の淹れ方』が出てきたときは、え?と目を疑った。お茶、汚染されてますけど...。それでもまだ待っていたのに夏の特集は、「冷凍・解凍 100のコツ」。さらに今号は『おそうざいふうフランス料理』。...役に立つけどさぁ!読んじゃうけどさぁ! 長年の読者としては、信頼できる女友だちが、壊れてしまったのではないかと不安になる。...原発ガン無視で、冷凍したりお茶淹れたりしている場合じゃないんじゃないの? 生活に根づいた女性誌が、まるで原発を無視する感性に、この國が本気で脱原発に舵を切るために、どれだけのエネルギーが必要になるかを考える。私たち、平常心を装っている場合じゃない」。
最近『暮らしの手帖』を読んでいないsoroは、かつて「生活に根づいた」情報をいろいろと提供してくれていた『暮らしの手帖』が、『3.11』以後、原発事故と放射能汚染に関する情報をまったく提供していない現実を知って、とても驚いてしまいました。