アルストロメリアの花たちが、今年も、大梅寺の山門近くの道端に、咲き出しました。soroの大好きな花たちなので、昨日「パトリアおがわ」に行く途中、IXYでその美しい色と形を何枚かフォーカスしました。「原発大震災の今年も咲いてくれたのだね」と呟きながら…。
ここで話は、突然、変ります。昨日の「東京新聞」の第一面のトップには、「民主党 首相8月退陣論」という見出しで、「菅直人首相の進退をめぐって、民主党執行部内で四日、遅くとも八月までの退陣論が強まった。…」と出ていましたが、同紙六月三日の「こちら特報部」には、「菅降ろしに原発の影 首相なぜ追い詰められた 自公責任隠し 小沢氏便乗か」という見出しで、
「今回の『不信任案政局』を振り返ると、菅首相が原子力政策の見直しに傾斜するのと呼応するかのように、自民、公明両党と民主党内の反菅勢力の動きが激化していったことが分かる。」と前置きしてから、
①「首相が五月六日、中部電力に浜岡原発の原子炉をいったん停止するよう要請。十八日には電力会社の発電、送電部門の分離を検討する考え表明した。さらに事故の原因を調べる政府の『事故調査・検証委員会』を二十四日に設置。二十五日には外遊先のパリで、太陽光や風力など自然エネルギーの総電力に占める割合を二〇二〇年代の早期に20%へと拡大する方針も打ち出した。」ということが「菅降ろし」の背景にあったこと。
②「表向きは『東日本大震災の復旧・復興に向けた二〇一一年度第二次補正予算案の今国会
提出を見送った場合』という条件を付けたが、原発を巡る首相の言動が念頭にあったことは間違いない。」こと。自民党の石原伸晃幹事長が六月二日の菅首相不信任案への賛成討論で『「電力の安定供給の見通しもないまま、発送電の分離を検討』『日本の電力の三割が原発によって賄われているのに、科学的検証もないままやみくもに原発を止めた』と攻撃し、菅降ろしの最大の理由の一つが原発問題にあること“告白”した。』こと。
③福島第一原発事故と関わって、金子勝慶大教授が、『「財界中枢の東電、これにべったりの経済産業省、長年政権を担当してきた自公という旧態依然とした権力が引き起こした大惨事だ。」 と
指摘。当然自公両党にも大きな責任があるわけだが、「菅政権の不手際」に問題を矮小化しようとする意図が見える。』と語り、「『菅首相は人気取りかもしれないが、自公や財界が一番手を突っ込まれたくないところに手を突っ込んだ。自公は事故の原因が自分たちにあることが明らかになってしまうと思った。それを小沢氏があおったのではないか」と推測していたこと。などが、報じられていました。